クルマがただになる日


 今、グーグル、ヤフーあるいはマイクロソフトなどの広告プロバイダーによる広告戦争が、時代をとてつもない方向に導いています。

 彼らは、広告の手段となる例えばディスプレイ付きの端末などを原価割れで市場に提供していますが、そのビジネスモデルは、自社で市場に提供した端末に、自社が配信管理している広告を載せて、その広告費で利益を出すと言うものです。



 ちょうど、ひと昔前に、携帯電話をただで配り、通信費で稼ぐというビジネスモデルがありましたが、その広告版と考えると分かり易いと思います。

 広告プロバイダーが狙っているのは、インターネットに接続できて、ディスプレイなどの広告コンテンツを映し出せる手段を持っているものです。

 テレビなども、インターネットに接続されると、広告プロバイダーの標的になると思います。



 このように考えると、クルマなども、動く広告塔として最適だと思います。現に、クルマのナビに使われるディスプレイは、すでに標的になっているようです。

 そして、究極は、クルマの外側を広告表示手段にして広告塔として利用することだと思います。


 例えば、カーシェアリングを利用する人は、クルマを移動手段としての価値しか認めない人が多いと思います。

このような人は、クルマを安く使えれば良いと考えると思います。

そうなると、クルマの外側に広告が表示されていようと、安ければよいと言うことになります。



 そこに広告プロバイダーが目をつけたら、クルマの外側に上手にディスプレイを配置して、それに広告コンテンツを貼り付けることを考えるでしょう。

 このときには、クルマは広告の手段となり、それこそただになる可能性があります。



 こんな時代に向かっているので、日本の家電メーカーは、現状のビジネスモデルを踏襲しているだけでは、とても立ち直れないと思います。

 自動車業界も例外ではありません。



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