発明のための公式

「発明をするための公式などあるのか?」
と疑問を持つ人がいると思います。
確かに、数学的な意味での公式などあり得ません。

しかし、発明をするための原理・原則という意味なら、
それは数多くの発明者が実践してきた公式があります。

確かに、発明は人の深層心理の中で進行する過程の一つの成果といえます。
人の深層心理を公式化することなど不可能に近いと思われる方の方が多いと思います。

しかし、私がお会いした技術者には、
発明ができる人と、そうでない人との差がはっきり出ています。
発明ができる人は、やはり先人が実践してきた発明の公式を上手に使っています。

その発明の公式とは、「コンセプト×思い込み量」です。

何だそんなことか、と思われるかもしれません。
しかし、多くの技術者がこんな簡単なことが実践できないために、
いつも堂々巡りをして、苦労しているように思います。

発明をするためには、コンセプトづくりからスタートしなければなりません。
発明のコンセプトは、次の通りです。
1.テーマを設定する
2.テーマを実現するために必要な事柄を明確にする
3.そして、発明の概略(ストーリー)を作る

後は、思い込み量だけです。

実は、テーマを設定するのも、思い込み量で決まります。
一つの物事に徹底的に思い込んでいけば、そこには必ずテーマが浮かんできます。

テーマが浮かんできたら、そのテーマを思い込むことになります。
テーマを思い込む過程では、実情の調査や実験などが必要になります。
そして、発明の概略が決まります。

このようにして概略が決まったら、後は製品化に向けて突っ走るだけです。
これが発明をするための公式ですが、多くの方がつまづくのは、
思い込み量不足が原因です。

発明の公式のうち、コンセプト創りに関しては、
そんなこと知っているよ、という人がほとんどだと思います。
公式を知っていることと、その公式をつかって現実を解決できることとは違います。



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