どんなに素晴らしいアイデアでも、すでに知られている技術の新しい組み合わせである

どんなに素晴らしいアイデアでも、世の中に全くなかったものなど、
ほとんどと言っていいほどありません。
それら素晴らしいアイデアは、すべて、すでに知られている技術の新しい組み合わせです。

例えば、先日、テレビで、水泳で使うゴーグルの開発をした発明者を紹介していました。
そのゴーグルは水の抵抗を極力小さくしたものです。
どうしてそのようなものが考えられたのか、という質問に対して、
発明者は、F-1用自動車の形状から思いついたと答えていました。

つまり、この発明者は、
過去の人が開発していた空気抵抗を少なくするというF-1用自動車の原理を、
水泳のゴーグルに適用したわけです。

このように、多くの発明品は、すでに知られている技術を利用して、
新しい組み合わせとして完成させたものです。

アイデアを生み出すためには、特殊資料と、一般的資料とが必要になります。
特殊資料とは、ゴーグルで言えば、泳ぎと水の抵抗に関するものです。
この特殊資料は、自分の身近にけっこうあると思います。
しかし、身近にあっても、それを意識していないと、
なんとなくやり過ごしてしまって、資料としては使えません。

一方、一般的資料とは、水泳以外の一般的な知識に関することです。
これら資料は、多く集めれば集めるほど、アイデアの発想パターが増えていきます。
例えば、万華鏡のガラス片の数と同じです。
ガラス片の数が多ければ多いほど、無数のパターンが作られます。
そして、一般的資料は、長年の勉強によって蓄積されるものです。
勉強とは、机上のものはもちろんですが、実生活で得られる知識も含まれます。

このように考えると、世間の物事には、いつも興味を持つことが必要です。
なんにでも興味を持つ姿勢が必要です。
湧き水のようにアイデアを生み出す人は、好奇心旺盛で、しかも、勉強家です。

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