特許を上手に使った実例

私のお客様で、電気スタンドを作っているスワン電器という会社があります。

この会社の社長の黒澤さんは、非常に積極的で、
特許を取れば、それを何とか仕事に活かしたいと考える人です。

また、社長は、デザイン感覚も優れ、
ものすごくセンスの良い電気スタンドを製造販売しています。

電気スタンドなど、もう成長産業ではありません。
今は、外国から安い商品が入ってきて、
国内の企業ではほとんど利益が出せない状況になっています。

しかし、スワン電器は、毎年良い決算を出しています。
そんなスワン電器なので、自社商品の真似が横行します。

以前、いつも、スワン電器の商品の偽モノを上手に作って、
安く売り出してくるY社がありました。

そんな状況の中で、社長がその偽モノ会社に対向するために特許をとりました。
そこで、私は、社長にお願いしました。

会社の営業マンが問屋さんに売り込みに行ったとき、
特許を取ったこと、偽モノが出てきたらすぐに訴えると社長が大騒ぎしていることを、
吹聴してほしいとお願いしました。

そんなことをしているとき、超大企業である家電メーカーが、
スワン電器の特許を侵害する商品を売り出してきました。

そこで、私は、家電メーカーからいくらでもよいからお金をもらいましょう
とアドバイスし、実際に、わずかでしたがお金をもらいました。

そこで、再び営業マンに吹聴してもらいました。
「社長は、あの大手の家電メーカーからお金をもらって特許を使わせている。
黙って偽モノを出す会社を許さないといった社長の考えは、本当だったんだ」

これで、Y社はビビってしまったのか、偽モノを売るようなことをしませんでした。

スワン電器は良い決算を出すことができました。
特許を市場で上手に使うとは、特許権の存在を他社にいかに伝えられるかによります。
特許権は、目に見えません。
ですから、ハッタリでもよいから、特許権の存在を市場に吹聴しなければなりません。

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