本田宗一郎さんの凄さ「本質を見抜く力」
私はある会社の社内研修に呼ばれました。
そのとき、私が前座で、その日の主役が、
ロボット工学のオーソリティーである森政弘先生でした。
森政弘先生とは、社内研修終了後に食事を共にする機会があり、
そのときに聞いた話です。
森政弘先生は、本田宗一郎さんに可愛がられたそうです。
あるとき、本田宗一郎さんが、森先生に対して、
次のようなことを言われたそうです。
本田さん:アクセルは走るためにあるんだな?
森先生 :はいそうです。
本田さん:ブレーキは止まるためにあるんだよな?
森先生 :はいそうです。
そうしたら本田さんは、即座に、
「だからお前はバカなんだ」と言われたそうです。
森政弘先生という方は、ロボットでは本当に有名で、
NHKのロボットコンテストの審査員長をなさっている白髪の先生と言えば、
ご存知の方も多いと思います。
本田さんと森先生との会話を続けます。
本田さん:それではお前に、ブレーキのないクルマに乗せてやるから走れ!
森先生 :ブレーキのないクルマなど、怖くて走れません。
本田さん:それでは、アクセルのないクルマに乗せてやるから止まってみろ!
森先生 :走れないクルマで、止まる必要などありません。
本田さん:そうだろう!
走るというテーマを忘れたら、本当のブレーキなど開発できないんだ。
アクセルだって、エンジンブレーキがあるだろう。
だから、本当のアクセルを開発しようとしたら、
止まるというテーマを忘れてはいけないんだ。
こんなことは、言われれば誰もが分かることです。
しかし、私たちは、どうしても既成概念にとらわれて、
ブレーキと言われると、止まるためのブレーキばかり考え、
走るためのブレーキのことを忘れてしまいます。
既成概念にとらわれず、いつも本質をとらえていた本田宗一郎さんというのは、
本当にすごい人だなと思います。
★日本一聞き出し上手な特許事務所★
ベル特許事務所 http://www.bellpat.com
そのとき、私が前座で、その日の主役が、
ロボット工学のオーソリティーである森政弘先生でした。
森政弘先生とは、社内研修終了後に食事を共にする機会があり、
そのときに聞いた話です。
森政弘先生は、本田宗一郎さんに可愛がられたそうです。
あるとき、本田宗一郎さんが、森先生に対して、
次のようなことを言われたそうです。
本田さん:アクセルは走るためにあるんだな?
森先生 :はいそうです。
本田さん:ブレーキは止まるためにあるんだよな?
森先生 :はいそうです。
そうしたら本田さんは、即座に、
「だからお前はバカなんだ」と言われたそうです。
森政弘先生という方は、ロボットでは本当に有名で、
NHKのロボットコンテストの審査員長をなさっている白髪の先生と言えば、
ご存知の方も多いと思います。
本田さんと森先生との会話を続けます。
本田さん:それではお前に、ブレーキのないクルマに乗せてやるから走れ!
森先生 :ブレーキのないクルマなど、怖くて走れません。
本田さん:それでは、アクセルのないクルマに乗せてやるから止まってみろ!
森先生 :走れないクルマで、止まる必要などありません。
本田さん:そうだろう!
走るというテーマを忘れたら、本当のブレーキなど開発できないんだ。
アクセルだって、エンジンブレーキがあるだろう。
だから、本当のアクセルを開発しようとしたら、
止まるというテーマを忘れてはいけないんだ。
こんなことは、言われれば誰もが分かることです。
しかし、私たちは、どうしても既成概念にとらわれて、
ブレーキと言われると、止まるためのブレーキばかり考え、
走るためのブレーキのことを忘れてしまいます。
既成概念にとらわれず、いつも本質をとらえていた本田宗一郎さんというのは、
本当にすごい人だなと思います。
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